就職試験、就職面接の季節ですね。
思い出します。
私が大学4年の時のことを。
まさに時代は、就職氷河期と言われた頃。
バブルもはじけ、就職率も低迷していました。
就職難の大学生の記事を書きたいと大学に来た記者が、
たまたま目の前を歩いていた私に声をかけました。
記者「ちょっと、すみません。」
私「はい。」(Σ(゚д゚;)ハッ!!ナンパかしら・・・)
記者「東奥日報の記事で写真を撮らせてもらいたいのですが・・・」
私「ええ、いいですよ~。」(よりによって氷河期ネタか~)
しかも、インタビューも受けてしまい、テレビに放送されるわ新聞に載るわで、
一躍氷河期キャンペーンガールとなってしまった私でした。

その時の記事がこちら→
時代を感じる古い新聞ですね。
かれこれ20年近く前・・・・
ちゃんととっておいたんです。
何しろ氷河期ガールオフザイヤーですから!
ああ、うら若き乙女だったあの頃。。。。記事のもっさりしてる女子学生が私(笑)
さて、そんな氷河期に私は3社ほど試験を受けまして、2社面接まで。
今日は、そんな2社の面接のお話でも書こうかと思います。
その1【地元の某銀行】
青森市の本社へ行き、いざ面接!
面接官「例えば、あなたがレストランに行ったとします。料理が運ばれてくるまで
何分くらい待てますか?」
ちょうど、学生時代はウエイトレスのバイトをずっとしていましたので、大体料理を作って
お出しするまでをイメージして答えました。
私「7分くらいです。」
確か10分以上だとお客様も飽きるかな・・・・という感覚で答えたと思います。
そしたら、その面接官が、いきなり
「3分です!」
と言って、説明(説教?)を始めました。
「うちはお客様をいかにお待たせしないか、つねに考えています。
お待たせするのはよいことではありません。待たせないのがサービスです!」
みたいなことを確か言ってました。
いやいや、あなたは銀行の待ち時間じゃなくて、レストランを聞いたんでしょ?
しかも、3分とかって吉野家の牛丼(だったら30秒か・・・)とかマックのこと言ってるの?
いや、マックのポテトでさえ10分お時間いただきます~とか言われるよ。
私はちょうどウエイトレスの仕事してたけど、美味しいものを提供するため、シェフは
注文きてから作るし、その間は先に食前酒や前菜出して、お客様も優雅に待っていました。
3分なんてホントありえないので絶句したのを覚えています。
もちろん面接で落ちましたが、
その後用事があって客としてその銀行に行ったら、
そんなにお客さん多くないのに待ち時間長くて驚いた。
その2【全国に支店をもつ教育関連企業】
ペーパー試験に合格して、東北の面接は仙台ということで、ウキウキ仙台へ。
とあるホテルの会議室みたいなところが面接会場だったと思います。
4時間かけて行き、バスを降りたら歩いてホテルへ向かうので、時間に余裕を持って行ったら、
けっこう早く到着しました。
まだ他の学生さん達は来てないような感じでした。
暇だったので、1Fのロビーの辺りに居たのですが、同じように時間をつぶす一人のオジサン。
「いい天気ですね~。」「そうですね~。」などと多少の会話を交わし、
私は時間になったので、オジサンに別れを言って面接会場へ。
受付をして、私の名前が呼ばれて中に入ったとき、
面接官の一人がさっきのオジサンだった時、そのオジサンはにこっと笑って
私はその瞬間、決まったな・・・・と思いました。
その後知ったのですが、冴えないサラリーマン風に見えたそのオジサンは
本社の次長でかなり偉い人でした。
ということで、面接はいくら練習しても、どうにもならない時があるのかなと実感したのでした。
そんなことを言ってしまえば、じゃあ勉強する意味ないじゃんと思われてしまいそうですが、
企業も戦力がほしいわけですからもちろん知識も大切です!
それにしても、人を採用するのってすごく難しいですよね。
ちょっと話ずれますが、私が就職から数年たち、先輩の立場となった時、
ある年に採用された大卒新人の母親から電話が来ました。
「うちの息子、風邪をひいたので、今日はお休みします。」
って、ここは学校か?!